六刻冬也のイラストを追加しました。分かりにくいんですが、幼少期の冬也の絵です。

せっかく雑記帳で珍しくイラスト追加のお知らせをしたので、冬也まわりの絵を描くときにぼんやり決めていることについてちょっと描いておこうかなと思います。ほんのり匂わせがあるので一応伏せておきます↓

これまでサイトに上げてきた冬也のイラストは幼少期の姿・ヘアバンド姿・メガネ姿の3種類ありますが、ヘアバンドの冬也が作中でいう2年2学期までの姿で、メガネ姿は3学期以降の姿になります。
二学期までの冬也は 1学期9話にみられるように精神的な振れ幅がかなり大きく不安定で、焦燥していたり激昂していたり嘆き悲しんだりとても心が忙しいキャラクターです。
この「精神的に不安定になっているとき」の冬也の絵には赤を使っています。
反して落ち着いているとき…というか、「落ち着いているように振る舞っているとき」の絵には青を使っています。あんまり例がないですがそういうルールにしています。

なので今回上げた絵は赤と青(狂気と静寂)が冬也の中に同居している状態ということになります。

今回のイラストには顔が出ていないためタグをつけていないのですが、右上に映っている足はお父さん(六刻幸広)です。
冬也は実は落ち着いてるように見せかけるとき、無意識のうちにお父さんのことを考えて祈っています。お父さんが仕事をしているときに着ているオーダースーツと締めているネクタイの色が青基調なんですね。彼の中の父親は「青い静寂」で、祈ると心にふっと現れる「全てにおいて正しい解」です。

だから今後二学期までのヘアバンド姿の冬也や幼少期くらいの冬也が青の中にいたり青と赤の狭間で揺れている様子を見たら、父を胸に思い浮かべながらどうか正気でいさせてくださいと無意識のうちに必死に祈っているのかなあと思ってやってください。
ちなみに本人は父を思っていることについては全くの無自覚で、祈っているプロセスを客観視できていない状態なので、そこ含めてへえ〜そうなんだ〜という感じで見てやってください。