2022/04/11
無機物少女(1)を手に取ってくださった&最後まで読んでくださった方向けにものすごい長くなりましたが各話タイトルの小ネタを載せておこうと思います。熱い自分語りします。
そして重ね重ねになりますが、読んでくださった方は本当にお読みいただきありがとうございます…!
↓
無機物少女一学期は色彩がテーマの話なので、各話タイトルには色の名前がついています。
(0)薄青
まだ薄い青。これから青い日々が始まるのかな…という淡い期待を込めて。
(1)グレー
部活にも戻れず日常に楽しみを見出せない迅の視界は彩度を失った灰色です。
そして優しい桜(佐倉)の色も目に入らない。
作中では結構な頻度で迅を流れ星に喩えています。
(2)赤
赤坂翔太と初めて出会う。赤色巨星については調べると詳しい記事が出てくるので解説は割愛しますが、翔太の赤はもともと赤色巨星であるベテルギウス(オリオン座α星)の色をイメージしているのでここらでタイトルにしておきたかったという経緯があります。
(3)鋼青
迅の見る景色は徐々に青へ傾いていきますが、まだ鮮やかな青ではない。宮沢賢治の言うところの夜明けの色だそうです。
三角標とは「銀河鉄道の夜」に出てくる三角標(諸説あるらしいですが私は恒星までの距離を測量しているものと思っています)のつもりです。天候観測隊の天候観測は隊長が星を辿れるようにすることが主目的なので、星までの距離(アクセスのしやすさ)を測っている……みたいな。
(4)銀
宮沢賢治は「やまなし」の中で水の中に浮かぶ泡のことを銀色と描写していたような気がしたのですが今調べたら水銀と言っていた!
(5)紫(violet)
shrinking violet…他人と打ち解けるのをしり込みする人。
2下(冬也と知生が主の話)の各話タイトルは必ず英語にする縛りなのでそれに合わせているのもあります。
(6)セピア
少女の古いネガフィルム。
(7)瑠璃色
「幻燈」表記は宮沢賢治の「雪渡り」から。
徐々に移り変わる夜空の景色のことを幻灯か何かだと思っている節がある。
(8)紫(purple)
曲 の タ イ ト ル で す 。
私の趣味がバレる。
(9)オレンジ(orange)
「時計仕掛けのオレンジ」の、原題…
アカウント抹消までの時間をカウントダウンされる冬也。
(10)黄
恒星のうち、太陽などを含むグループのこと。らしい。明里は太陽みたいに微笑む星の幽霊※なのでこれもタイトルにしたかった。
※なんだかややこしいですが、夜空で光って見えている夜空の星はほとんど恒星(自ら光を放つ天体)であり、それらは近くで見ると太陽的なものなので、星=太陽なのです(説明が下手で更にややこしい)
(11)白
白昼夢のような感覚を携えた白い女。
(12)若草色
琉晴の中庭には若草色の芝が生えておりそこには陽が差します(とても簡潔ですね)。
(13)朱
朱に交われば赤くなります。過去から目を背けて浮かれていた迅もね。
(14)黒
黒は何色と混ぜても黒です。彩度が上がらない。決定的なトラウマの瞬間の色は灰色というよりむしろ黒…
(15)紺(ネイビー)
ダイアン・リネイの「ネイビー・ブルー」という曲に感化されている。もう少しで青くなる。
(16)青
やっと彼女の瞳と同じ青色を取り戻せました。
(17)金
夏というと金色だと思ってしまうのは恐らくFFTA2の「金夏の月」から影響されている。
っと、こんな感じでした。
カバーソデでも同じようなことを言いましたが一学期は灰色から青色になる話なのでやっぱり青の種類が多い!!
そして宮沢賢治が好きなことを隠す気がない!!(ペンネームで名乗ってしまっているしね!)
青春、とか青くさい、とかよく若くて溌剌とした様子を青に喩えますが、一学期は迅に青さを取り戻して元気になってもらう話でした。ちゃんちゃん。ちゃんちゃん焼き。
すんごい長くなってしまいましたが、今後もこんな感じで頑張っていきますので、無機物少女を何卒よろしくお願いいたします…!